「VIVANT」にイーストウッド映画との類似点ツッコミ ド派手アクション「西部警察」指摘も
16日にスタートしたTBS系ドラマ「VIVANT」(日曜、後9・00)では、本物の自動車をガンガンぶるけまくるド派手なアクションも話題となった。中央アジアの架空の国・バルカ共和国を舞台に、総合商社・丸菱商事で起きた1億ドルの誤送金から始まる、世界をまたにかけた物語。初回では堺雅人演じる丸菱の商社マン・乃木憂助と公安の刑事・野崎守(阿部寛)、巻き込まれた医師・柚木薫(二階堂ふみ)の逃走劇が描かれた。
バルカのシーンのロケはモンゴルで行われた。日本大使館に逃げ込もうとする乃木らと、阻止しようとするバルカ警察。野崎はトラックに鉄板で装甲を施し、強行突破を試みる。
初回のクライマックスの1つとなったこの場面で、ネットでは「ガントレット」が話題となった。「ガントレット」は1977年のクリント・イーストウッド監督、主演の映画。裁判の証人の護送をすることになった刑事が、陰謀に巻き込まれ、証人とともに逃走劇を繰り広げるストーリーだ。クライマックスでは道路の両サイドにズラリと待ち構えた警官が、強行突破を試みるバスにこれでもかと銃弾を撃ち込む。同作では映画史上最多とも言われる4万5000発の銃弾が飛び交ったとされる。
「ガントレット」ではバスの運転席を鉄板でカバーし、運転手の目の部分だけを長方形にくりぬいてのぞき穴にしている。「VIVANT」のトラックでもまったく同じような仕様に。警官が銃で迎え撃つことも含めて、視聴者は「令和にガントレットかよ」「まさか2023年の日本のテレビドラマでガントレット見られるとは思わなかった」「クルマ壊すシーンは西部警察並み。トラックで大使館突っ込むのは、クリントイーストウッドのガントレット?」「まさかの ガントレット そのまま!!!!」「『ガントレット』という映画の警官に囲まれて打たれまくるシーンのオマージュだな。きっと」とツッコんでいた。
