ストーリーも豪華キャストの役柄も 謎こそ最高のプロモーション 堺雅人主演TBS系ドラマ「VIVANT」謎のままスタート

 俳優の堺雅人(49)が主演するTBS系ドラマ「VIVANT(ヴィヴァン)」(日曜、後9・00)が16日に幕を開ける。堺とのタッグで「半沢直樹」シリーズを国民的ドラマに導いたヒットメーカーの福澤克雄氏が演出・原作を手がけるオリジナル作品だが、ストーリーやキャストの役柄はいまだベールに包まれたまま。予告映像などから考察がにぎわいを見せている。見どころを三つのポイントにまとめた。

 ストーリー不明のまま堺や阿部寛(59)、役所広司(67)といった日曜劇場の主演経験者を含む42人の豪華キャストが解禁され、注目は高まるばかりの「VIVANT」。実は今、スタジオジブリの新作アニメ映画「君たちはどう生きるか」やアニメ映画「THE FIRST SLAM DUNK」のように、内容を秘密にして期待感をあおる手法がトレンドとなっている。

 予告編などから判明してきた三つのポイントを紹介する。

 モンゴルで2カ月に及ぶ大がかりなロケが敢行された。首都ウランバートルから車で10時間ほど南下し、ゴビ砂漠のホンゴル砂丘や急峻(きゅうしゅん)な崖が連なるバヤンザグなどで撮影。堺や阿部らが乗る馬は、現地で1カ月かけて調教したという。

 総移動距離は約1万キロ。数百人規模の現地スタッフとエキストラが参加し、海を越えた壮大なスケールで物語が展開される。阿部は「『これ、どこで撮るんだろう』と撮る場所が想像できないんですよ」と、脚本を読んだ当時を回想している。

 公開された映像では、堺がトボトボと砂漠を歩く姿やスーツを着て機敏に闊歩(かっぽ)する姿、モンゴルの民俗衣装姿など、さまざまな状況下が示唆されている。「POLICE」と書かれた服を着ている映像もあり、ネット上ではスパイ役と考察する声もある。

 ストーリーの第一印象について、堺は「お話をいただいたとき、本当に訳がわからなかったんですよ」と率直に語っている。信頼する福澤氏とのやりとりを通し「堺のいろんな顔を見せたいってものすごく愛情を感じた」、「真っすぐで強い半沢直樹みたいな人物って言われたんですよね」と明かしており、さまざまな顔を持つ人物像が推察される。

 フランス語で「生きている」などの意味を持つ言葉。テーマ性を示すワードかとみられていたが、予告編で二階堂ふみ(28)が「何、VIVANTって?」と漏らすなど、特定の何かを示していることが分かっている。

 公式サイトでは、解禁された42人の他に1人だけシルエットになっている人物が存在。この人物が「VIVANT」なのではないかとする声もある。

 作品コピーは「限界突破! アドベンチャードラマ」。きょう16日、ついに冒険の全貌が明らかとなる。

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