旧統一教会総裁、日本は「戦犯国家」「賠償を」発言 「ミヤネ屋」杉山愛氏「去年の7月8日」に言及

 元プロテニスプレーヤーの杉山愛氏が7日、日本テレビ・読売テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」に出演し、「去年の7月8日」に言及した。

 安倍晋三元首相が山上徹也被告に銃撃され、死去した2022年7月8日から1年が経過したタイミングで、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の韓鶴子総裁の発言が話題となっている。韓総裁は6月末に韓国で開かれた集会で「日本が第二次世界大戦の戦犯国家だから被害を与えた国に賠償をしなければならない」などと発言。日本で旧統一教会への風当たりが強くなることに「日本の政治は滅びるしかない」「岸田(文雄首相とみられる)に教育を受けに来いと伝えなさい」と強い口調で語ったと音声データで報じられている。

 ゲスト出演していたジャーナリストの鈴木エイト氏は、発言は「資金不足」からくるものだと指摘した。安倍元首相の事件をきっかけに、旧統一教会の実態や政治家との接点も明らかになり、日本からの献金・送金も滞っていると説明。「戦犯」「賠償」などの言葉について「日本からの収奪を正当化する発言にしか聞こえないです」と分析した。「岸田」と実名を出したことについては「かなり異例」と説明した。

 杉山氏は「去年の7月8日がなければわれわれは旧統一教会の現状っていうことも把握できていなかった。これによっていろいろなことが明らかになった」と事件について言及。MCの宮根誠司は「山上容疑者の凶行は決して許されるものではなくて、宗教被害者を救済する、宗教被害を出さないっていうことと、暴力でそれは解決しないっていうことを、もう1回われわれは確認しなきゃいけない」と暴力を正当化しないことを強調しつつ、事件への思いをにじませた。

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