茂木健一郎氏、欧米の笑いは日本より「クオリティが高い」枠から出るオリラジ中田、ウーマン村本を絶賛

 脳科学者・茂木健一郎氏が9日、自身のSNSで日本のお笑いについてコメントし、米英のコメディの方が「クオリティが高い」と指摘した。

 茂木氏は「オリラジの中田敦彦さんとか、ウーマンラッシュアワーの村本大輔さんとか、そういう人が数千人単位で普通にいるようになれば日本は変わると思う。」とコメント。「現状では、あっちゃんとかむらもとばかり目立って、あとは模様眺め、ビビリの羊の群れしかいない」とした。

 茂木氏はオリラジ・中田がYouTubeチャンネルで、ダウンタウン松本人志が多くの賞レースで審査員を務めていることを疑問視する発言をしたことに呼応。2日に、お笑いの賞レースについて「コンテストというフォーマット自体が、コメディの創造の自由からかけ離れている」と疑問を呈していた。

 9日のツイートはこれに続いたものとみられ「日本のお笑いは、自分たちで運命を決める人のコメディになっていない。」と指摘。「国家のこととも、自分の人生の選択も、誰かに枠組みを決めてもらって、その中で盆栽コミュニケーションをする人たちの空気読み合いお笑いショーでしかない。だからスパイスが足りないし、味にキックがない。」と持論を展開した。

 さらに米国や英国のコメディを比較の対象にしていることについては「よくアメリカやイギリスのコメディばかり持ち出すというけれども、実際にクオリティが高いから仕方がない。」と日本の質が低いと断言。再度「ヒント:自分たちで自分の運命を決められる人たちのコメディ。国家のことも、個人の人生も。」と持論を提示し「誰かが決めた枠の中で、まったり忖度の沼につかると日本の『お笑い』になる。国家も、個人も。」と主張を繰り返した。

 ネットからは「どうクオリティが高いねん?」「コメディに社会風刺・批判を入れないといけないのか?」と疑問も。「文化や民族性が影響してくるだろうし、アメリカやイギリスのお笑いが優れているとは言いきれないのでは?」「日本にはスタンダップコメディというジャンルが少ないから比較しづらいだけでしょうね」とあおりに乗らないコメントもあった。

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