将棋の50歳以上の公式戦「達人戦」新設 羽生善治九段らレジェンド参戦 佐藤会長「年長者も元気だと見せたい」

 日本将棋連盟は19日、50歳以上の現役棋士による公式戦「第1回達人戦立川立飛杯」(日本将棋連盟主催、立飛ホールディングス特別協賛、トヨタS&D西東京協賛)を新設することを発表した。同連盟の佐藤康光会長(53)らが東京・将棋会館で会見を行った。

 6月に開幕し、54人が参加。永世称号を持つ谷川浩司十七世名人(61)、羽生善治九段(52)、佐藤康光九段、森内俊之九段(52)の4人はシードされ、本戦から出場する。予選を突破した4人を合わせ、8人で本戦を行う。本戦は11月24、25日に東京・立川市のステージガーデン立川で公開対局を行う。持ち時間はチェスクロック計測で、予選が各1時間、切れたら秒読み1分、本戦は各30分、切れたら秒読み30秒。

 近年、藤井聡太竜王(20=王位・叡王・棋王・王将・棋聖との六冠)ら若手棋士の活躍で活気づく将棋界。佐藤会長は「近年、平均寿命がのびる中で、年長者も元気ですよというところも見せたい」と棋戦設立への思いを語り、「ベテラン棋士はみな強烈な個性を持っておりまして、若いころから道を切り開いてきた。オールドファンの皆さまにはドリームアゲイン、名シーンをご覧いただければ。新しいファン層の皆さまに匠(たくみ)の技、職人芸、ベテラン棋士ならではの魅力を見せていければ。私自身も優勝を目指して頑張りたい」と語った。

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