１８日に放送されたＮＨＫ連続テレビ小説「らんまん」では、十徳長屋の落第東大生・丈之助（山脇辰哉）が、東大への出入りを許された万太郎（神木隆之介）へかけた励ましの言葉が反響を呼んでいる。

　呆然とした表情で長屋へ戻ってきた万太郎へ、丈之助は、門前払いを食らったと勘違いし、励ますも、万太郎は「許してくれましたき」と東大へ通うことになったと告げる。

　「うそだろ？夢だろ？だって万ちゃん、小学校中退じゃ…」と信じられない丈之助は、いったん部屋に戻り、混乱した頭を整理する。そして生卵を一気飲みし、万太郎へ思いの丈をぶちまける。

　丈之助は「大学なんてとこはな、日本全国から神童と呼ばれた連中が集まる。かくいう俺も尾張名古屋の神童と呼ばれたが、入っちまえば地獄じゃ」と現状を突きつけ「本当にできるやつは一握り。後は人生初の落伍者と言われる」「俺も援助を打ち切られた」と絶叫。

　万太郎を受け入れたのも教授の気まぐれかもしれないと指摘するが「だからな、頑張れ！明日追い出されるとしても、居ていい間は頑張れ！」と渾身のエール。受け止めた万太郎も目を潤ませ「はい！」と返答。丈之助は「お前が居て良かった、と思わせろ！」と続ける…。

　この丈之助の熱いエールにネットも「『明日追い出されるかもしれないけど、いていい間はがんばれ』っていい言葉だな。丈之助じゃないと絞り出せない言葉」「丈之助さんのエールに感動」「丈之助のエールに涙した」「丈之助の場面、ほんとよかった。色んな負の感情すべて飲み込んで、万太郎の背中を押した。そして自分もやらねばと！頑張れ、頑張れ丈之助……！！」などの声が上がっていた。