松本白鸚「命のある限り芝居を続けてまいります」上演1324回で『ラ・マンチャの男』閉幕

 終演後に歌う(左から)伊原剛志、松たか子、松本白鸚ら出演者(東宝演劇部提供)
 ミュージカル「ラ・マンチャの男」の最終公演を終えて感極まる松本白鸚=提供/東宝演劇部
 最終公演を終え松たか子(左から2人目)から花束をもらい、感極まる松本白鸚(同3人目)=提供/東宝演劇部
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 歌舞伎俳優の松本白鸚(80)が約54年間主演し続けたミュージカル「ラ・マンチャの男」の「ファイナル公演」が24日、神奈川・横須賀市内での全ての日程を終え、閉幕した。各地での上演は計1324回に上った。

 半世紀を超える歴史を紡いできた白鸚の「ラ・マンチャ-」が惜しまれながらも千秋楽を迎えた。終演後、1300人の満員の客席からスタンディングオベーションや「ブラボー」のかけ声を受ける中、共演した娘の松たか子(45)から花束を贈られた白鸚は耐えきれずに感極まった。

 セルバンテスの「ドンキホーテ」を基にし、1965年に米ブロードウェーで初演された「ラ・マンチャの男」は、69年に白鸚(当時は市川染五郎)主演で日本初演。70年にはブロードウェーの招待を受け、全編英語で演じた。あるべき姿のために戦う主人公の姿。流れゆく時代の中であっても、懸命に生きる人々の共感を生んだ。

 横須賀での公演は、ある意味で“幻のファイナル”だった。昨年2月、東京・日生劇場で「ファイナル公演」と名付けて開催されたが、複数の関係者が新型コロナウイルスに感染した影響で大半の日程が中止となり途中で公演は中止。上演は7回にとどまった。

 今回“仕切り直し”で4月14日から10公演を敢行。横須賀の地で完走した白鸚は「足を運んでくださるお客さまのおかげで今日までやれました。命のある限り芝居を続けてまいります」と語った。

 最後には観客にも参加を呼びかけ、共演者と劇中歌「見果てぬ夢」を合唱。拍手が鳴りやまない中、名役者は舞台を後にした。

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