宝塚音楽学校入学式 4年ぶりに校章付けセレモニー、生歌も復活

 タカラジェンヌを育成する宝塚音楽学校(兵庫県宝塚市)第111期生の入学式が15日、同校の講堂で行われた。競争率15・3倍の難関を突破した40人は、コロナ対策を十分にはかりながら、マスクを外して式典に出席。本科生から予科生への校章贈呈のセレモニーも、4年ぶりに復活した。

 校章バッジの贈呈は、向き合った本科生から予科生の胸元に校章バッジをつけるもの。以前は、間近での行事だけに、コロナ禍とともに、中止されていた。同様に卒業式の予科生から本科生への花束贈答も取りやめられた。

 また国歌や校歌も107期を最後に事前録音したものが流されていた。だがこちらも4年ぶりに、歌唱時にのみにマスクを着用しながらも復活した。

 新入生総代で東京都大田区出身の小熊萌子さんは「憧れのこの場所で入学式を迎えることができて、うれしい気持ちでいっぱいです」と喜びを隠しきれない様子。「2年間、芸事にしっかりと向き合い素敵な舞台人になれますように、1日、1日を大切に日々精進して参ります」と誓った。

 中西達也校長は同校が今年7月に創立110周年を迎え、宝塚歌劇創設者で初代校長の「小林一三先生の生誕150年にあたる、記念すべき年に皆さんは入学」と節目の年であることを強調。「一三先生の残された『清く 正しく 美しく』の教えのもと研鑽を重ね、一人の女性として、また社会人に向けて教養を高め、品格のある舞台人に育ってほしい」とあいさつした。

 入学式を終えた111期生は2年間、歌・ダンス・芝居など舞台に必要な技術や礼儀などを学び、2025年の宝塚歌劇団入団、初舞台を目指す。

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