ガーシー容疑者に旅券返納命令 応じなければ来月13日に失効、ICPO通じて国際手配へ

 参院で国会欠席を続けて除名となり、警視庁が暴力行為法違反(常習的脅迫)などの疑いで逮捕状を取ったガーシー(本名・東谷義和)容疑者(51)について、外務省は23日、旅券返納命令を出した。期限は4月13日で、応じなければ旅券は失効する。警察当局は国際刑事警察機構(ICPO・インターポール)を通じて国際手配する方針。

 捜査関係者によると、逮捕状の容疑は昨年2~8月、動画投稿サイト「ユーチューブ」で俳優ら3人を脅したほか、うち1人の事業活動を妨害し、撤退するよう強要した疑い。

 警視庁は昨年12月以降、任意聴取を繰り返し要請したが帰国せず、告訴人を脅すような動画の配信を続けたことから、逃亡、証拠隠滅の恐れがあると判断。今月16日に逮捕状を取り、警察庁を通じて外務省に旅券返納命令を出すよう要請した。

 ガーシー容疑者は16日に、滞在先のドバイからSNSで「一生帰国しないことを覚悟いたしました。お引っ越しをします」と逃亡生活突入を宣言。旅券返納命令について「パスポートはなくなってもいい。心配せんでももう日本に帰らんから」などと主張していた。

 また、参院選比例代表の選挙会は23日、除名となったガーシー容疑者の参院議員資格喪失に伴う欠員補充のため、昨年7月の参院選のNHK党(現・政治家女子48党)比例名簿に基づき、斉藤健一郎副党首の繰り上げ当選を決めた。24日の官報に告示後、当選の効力が発生する。

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