マキタ&スージー鈴木氏のクセのある音楽番組がイベントで復活「ザ・カセットテープ・ミュージック」

 一風変わった音楽番組がイベントで復活する。BSトゥエルビで放送され、現在は休止中の「ザ・カセットテープ・ミュージック」のイベント「ザ・カセットテープ・ミュージック 第2シーズン番組慰労会」が8日に東京・南青山で開催される。

 この番組は音楽とお笑いを融合した“音ネタ”で知られ、俳優としても活躍するマキタスポーツと、音楽評論家のスージー鈴木氏がMC。毎回異なるテーマに沿った楽曲を2人がそれぞれ持ち寄り、独自の解釈や、解説を加えていく。

 ただ、この「解釈」「解説」が、とにかく一筋縄ではいかない。例えば番組内で頻繁に登場する単語「ソ♯(シャープ)」があるが、これはピアノの鍵盤で言うとソの右上にあるソ♯という音のこと。「ド」を基本の音とした「ドレミファソラシド」の音階で、「ソ♯」というイレギュラーな音を使うと、途端に日本人好みの切ない響きが生まれる、ということを2人は力説する。このような、音楽を体系的に学んだことがない人には難しいかもしれない話題でも、話術と、知識と、熱量で押し通してしまうのが、この番組の最大の魅力だ。

 2017年10月の番組開始当初はユーミン、ユニコーン、沢田研二、YMOなどアーティストごとに楽曲を紹介する回が多かった。次第に「サビサラダ特集」、「スージー鈴木の精神世界」といったタイトルだけでは内容が分からない領域に突入。2021年9月に惜しまれながらレギュラー放送がいったん終わり、2度の特番を挟んで、昨年末に4回の“プチ復活”をした。

 今回のイベントは、そのプチ復活4回分にあたる「第2シーズン」の慰労会と銘打って、おじさん2人の音楽談義で盛り上がる。会場の「song & supper BAROOM」の入場チケットは3日午後3時30分の時点ですでに完売しているが、配信チケットは販売中だ。

 イベント開催にあたり、マキタは「巷の音楽好きから一流ミュージシャンにまで見られているザ・カセットテープ・ミュージックの打ち上げイベントが開催です。この日ばかりは(配信の方は)お酒を片手に、昔の音楽を、最新の音響と最高の評論で、深く味わいましょう!」。スージー氏も「流浪の番組『ザ・カセットテープ・ミュージック』が『アレンジ』をテーマに、またイベントやります。メロディやコード、歌詞については十分吟味してきたつもりですが、アレンジについては、まだまだ掘り下げがいがあると思っています。あの名曲のアレンジにどんな秘密があったのか。配信チケットはまだありますので、ぜひご覧ください」とアピールしている。

 配信チケットは「song & supper BAROOM」(https://baroom.jp/events/0KWVJ4f6)で販売。

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