アレック・ボールドウィンら過失致死罪で訴追 2021年ニューメキシコ州映画現場銃撃死傷事件

 米ニューメキシコ州の映画撮影現場で21年にスタッフ2人が小道具の銃で撃たれ死傷した事件で、地元検察当局は1月31日、銃を使用した俳優アレック・ボールドウィン(64)と現場の火器担当責任者を過失致死罪で訴追した。米メディアによると、有罪となった場合、最高で禁錮5年となる可能性がある。

 検察はボールドウィンが銃取り扱いの十分な訓練を受けないまま、模造銃などが使われるべき場面で本物の銃の引き金に指を当て、スタッフに向けたと指摘。「(安全を巡る)基準や慣行、手順の逸脱が撮影監督の死を招いた」と強調した。

 ボールドウィンの弁護士は訴追に先立ち「ひどい司法判断の誤り」だと検察を批判した。

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