映画「スラムダンク」韓国席巻「複数回鑑賞が基本」 封切り2週間で動員100万人超

 人気のバスケットボール漫画「スラムダンク」を新たにアニメ映画化した「THE FIRST SLAM DUNK」が韓国を席巻している。観客数は封切り2週間で100万人を突破。少年だった1990年代に原作を愛読した30~40代の「ノスタルジーを呼び起こした」(韓国メディア)とされ、子供を連れて鑑賞する親や、改めて書店で単行本を求める人も多い。

 高校バスケ部に所属する主人公たちの熱い心、諦めない姿を描いた原作は90年代、韓国でも小中高生の胸を打った。映画には原作の名せりふも登場し、感動を呼び覚ましているようだ。シネマコンプレックス大手によると、チケット予約購入者の7割以上を30~40代が占める。

 ソウルの映画館では旧正月の連休を迎えた1月下旬、登場人物が並ぶポスターの前で記念撮影する親子の姿が目立ち、書店では特設コーナーが目を引いた。日韓の往来の再活性化で、神奈川県鎌倉市の踏切など「聖地」を訪れる人もいる。

 「複数回の鑑賞が基本」と主張するファンも。字幕版と韓国語吹き替え版を見たというソウル市の会社員金成柱(キムソンジュ)さん(39)は「二十数年前に読んで前向きになれたせりふに再び触れ、感動して泣いた。3回目はもう一度字幕版を見る」と話す。俳優チン・グ(42)はインスタグラムに「3回目鑑賞!毎回ドキドキ!」と投稿した。

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