水木一郎さん死去 肺がん 74歳 アニソンの帝王「マジンガーZ」など
アニソン歌手の水木一郎さんが6日、肺がんのため亡くなったことが12日、分かった。公式HPで発表された。74歳。東京都出身。
68年に歌謡曲歌手としてデビュー。71年に「原始少年リュウ」の主題歌でアニメソングの一歩を刻む。その後も「マジンガーZ」「バビル2世」「超人バロム1」など、立て続けにアニソンを大ヒットさせ、生涯、1200曲ものアニソンに携わった。アニソンの帝王と称され、多くのファンから親しみを込めて「アニキ」と呼ばれた。
76年には、NHKの子ども番組「おかあさんといっしょ」の二代目うたのおにいさんも務めた。
99年には「24時間1000曲ライブ」を成功させ、海外にもファンが多く、海外公演も何度も成功させた。
水木さんは昨年4月にリンパ節転移と脳転移を伴う肺がんが発覚したことを今年7月に公表。入退院を繰り返していたが6日に救急搬送先の病院で息を引き取ったという。
水木さんは肺がんを公表後、7月30日に初のステージに立ち、病気を感じさせない歌声を披露。11月の「第49回歌謡祭」では車いす姿ながら「マジンガーZ」を熱唱。元気な姿を見せていたばかりで「元気になって戻って来ます!生涯現役!」と誓っていた。