天海祐希「ご褒美ですか?!」 キントリ映画化で10年の戦いに幕 23年6月公開

 女優の天海祐希(55)が主演するテレビ朝日系ドラマ「緊急取調室」が映画化され、完結することが11日、分かった。「劇場版 緊急取調室 THE FINAL」(来年6月16日公開)として、最後の戦いが描かれる。天海は「こんな光栄な事がありましょうか!ご褒美ですか?!ラストを映画で飾れるなんて!」と喜んだ。

 捜査1課の取り調べ専門チーム・緊急事案対応取調班、通称キントリの活躍を描いた人気シリーズで、2014年から4シーズンと2作のスペシャルが放送されてきた。天海演じるたたき上げの刑事・真壁有希子を筆頭にクセの強いメンバーが被疑者を丸裸にし、全39話の平均世帯視聴率は13・1%(ビデオリサーチ調べ。関東地区)と10年近くに渡って愛されてきた。

 これまで弁護士から棋士、霊能力者、ロボット…と約100人を取り調べてきた「キントリ」が、映画で激突するのは内閣総理大臣。ラスボスにふさわしい相手との言葉の銃撃戦をドラマ「GOOD LUCK!!」「昼顔」などで知られる脚本家の井上由美子氏がオリジナルで執筆した。

 5月下旬に撮影を開始し、7月にクランクアップ済み。管理官・梶山勝利役の田中哲司(56)やチームきっての頭脳派・小石川春夫役の小日向文世(68)らレギュラー陣とラストファイトを撮り終えた天海は「この映画が本当に最後です。長く一緒にいられた真壁有希子さんと離れるのもキントリメンバーと離れるのもとても寂しいですが、全てを宝物にして経験できた様々な事を自分の誇りにしたい」と振り返った。

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