俳優の関口宏が１１日、ＴＢＳ系「サンデーモーニング」に出演。サッカーＷ杯カタール大会で頻発しているＰＫ戦について、サッカー解説者の中西哲生氏に質問を連発した。

　番組では、日本が決勝トーナメント１回戦でクロアチアにＰＫ戦の末に敗れ、一方でクロアチアが２試合連続でＰＫ戦の末に勝利し、ベスト４に進出したことを紹介。過去のＷ杯で４回が最多で、今大会は４試合を残して、早くも最多タイとなっていることも伝えた。

　さらにはゴールのエリアごとのキーパーのストップ率を出して、ゴールの上部は止めづらく、下のコースに行くほど止めやすいと説明した。

　これに関口が「じゃあ、上狙えばいいんじゃないですか？」と尋ねると、中西氏は「上を狙うのが一番難しいんですよ」と指摘。上部を狙おうとすると、キッカーの目線も上がるため、ゴールの上に外しやすくなると解説した。

　Ｗ杯におけるＰＫ戦の歴史についても紐解き、先に蹴るチームの方が心理的に有利とされていることや、今大会で選択権を得た全てのチームが先攻を選んでいることも紹介した。

　ここでも関口が「ちょっと待って。先行がなぜ有利なんですか？」と興味津々。中西氏が「最初に決められてしまうと、後攻のチームは決めなければいけないというプレッシャーがより増すんですよ」と解説すると、「追う方がつらいわけだ」と納得の表情だった。

　さらにクロアチア戦でのＰＫ戦のときに、森保一監督が立候補を募った際に、最初にＭＦ南野拓実が手を挙げるまでに、５秒ほど沈黙があったことを紹介すると、間髪入れず、関口が「ちょっと待って。５秒沈黙してた？何を考えた？」と質問攻め。中西氏もさすがに「めちゃめちゃ聞いてきますね！すごいＰＫ興味あるんですね？」と、苦笑いだった。