W杯日本敗戦に道頓堀も静か サポーターしょんぼり 警備の警官も無言で見守る
「カタールW杯・1次リーグE組、日本代表0-1コスタリカ代表」(27日、アルラヤン)
日本はコスタリカに痛恨の黒星を喫した。23日の初戦でドイツを破る大金星を挙げ、この日も勝利が期待されていた日本だが、第3戦のスペイン戦に決勝トーナメント進出を託すことになった。
大阪・道頓堀の戎橋では、試合終了直後から橋の両側に警察官約10人ずつを配備し、警戒にあたった。しかし、意気消沈したサポーターは静かに家路に就き、警察官も黙々と通り過ぎる人々を見守るばかりだった。試合終了の30分後には警備の人数を約半数に減らし、さらにその30分後には数名の警察官を残すのみで、警戒態勢はほぼ解かれた。
初戦のドイツ戦終了後には歓喜に沸くユニホーム姿のサポーターが戎橋に集結。未然に防がれたものの、飛び込み行為に及ぼうと欄干に登ろうとするサポーターも現れていた。しかし、痛い敗北を喫したこの日は混乱もなく、スムーズに人々が行き交った。
スポーツバーで観戦後に付近を通りかかった自営業の40代男性は「最悪でも引き分けかなと思ったら負けてしまった」とガックリ。スペイン戦も観戦予定で「しっかり切り替えて、どんな形でもいいので、グループリーグを突破してほしい」と願っていた。