成田悠輔氏「モーニングショー」での「電通」発言を「謝罪」でいじる

 米イエール大助教授で経済学者の成田悠輔氏が23日、自身のツイッターを更新し、同日生出演したテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」での「電通」発言を自らいじった。

 この日の「モーニングショー」でサッカーW杯を扱った中で、イラン代表が国歌を歌わなかったことが同国内での反スカーフデモに連帯しているとみられていること、ヨーロッパの複数のチームが性的少数者への差別反対を示す腕章を着用しようとしたがFIFAが処分対象となると通告したことなどを取り上げた。

 成田氏は「この問題に加えて、今回何十兆円みたいな投資をしてものすごいインフラを作ったわけですが、それがあまりにも急激にやられたので労働者の方の環境があまりにも劣悪だったんじゃないかっていう問題も出てきている」と付け加えた。続けて「スポーツと政治とか人権、それからお金の問題っていうのがすごく極端な形で出てる大会なのかな」と分析した。

 さらに「日本もオリンピックの時にお金とスポーツの問題は噴出したじゃないですか。『電通が関わってる』みたいな話があったかと思う」と対岸の火事ではないと説明。「どういう風に解決していくかっていう仕組み作りができないまんま時間だけが過ぎてる」とし、W杯が問題解決のきっかけとなることを期待した。

 放送後に成田氏はツイッターで「テレ朝のモーニングショーで口が滑って『電通入ってますからね』と言ってしまいました。申し訳ありませんでした」と“謝罪”した。同番組では、コメンテーターを務めていた同局の玉川徹氏が、安倍晋三元首相の国葬での菅義偉前首相の弔辞について演出があったとした上で「電通はいってますからね」とコメント。その後玉川氏は謝罪して謹慎。レギュラー出演は降板し、記者として出演する形となった。

 この日の成田氏の発言は玉川氏とはまったく別物であり、問題となるものではなかった。ツイートは自ら自身の発言をいじったものとみられる。

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