宝塚 雪組トップ娘役・朝月希和 本拠地に別れ「シティーハンター」100tハンマーも登場

 12月に退団する宝塚歌劇雪組トップ娘役・朝月希和が7日、兵庫・宝塚大劇場で「蒼穹の昴」の千秋楽を迎え、本拠地に別れを告げた。

 朝月は約15分のサヨナラショーで、トップスターの彩風咲奈とショー「Fire Fever!」のデュエットダンスも再現。またスターの朝美絢や同期の和希そらと共にキュートに歌い踊った。さらにラストにはお披露目公演の「CITY HUNTER」で槇村香が使用した100tハンマーも登場し、笑顔のままファンに別れを告げた。

 黒紋付きに緑の袴の正装で大階段を降りてくると、彩風と和希らから花束を受け取った朝月。「まっすぐな道ではなかった」という宝塚人生を、声を詰まらせ、振り返った。21年4月、入団12年目に彩風の相手役として、トップ娘役に就任。早くに抜擢される娘役としては遅咲き。それだけに「たくさん壁にぶつかり、来た道を戻ったり。もう少し、もう少しと繰り返すうちに、前に進むことができました」とあいさつした。

 さらに「自分の欠点と向き合えたのは、咲(彩風)さんがいたからです。前だけでなく、周りを見ること、速度を緩めることを教えてくださった」と感謝を口にした。さらに「まだまだですが、一生懸命頑張ります」と彩風の方に振り返り、深々と頭を下げた。「(卒業の)クリスマスのその日まで、娘役を学び続けたいと思います。幸せでした!」と最後までの全力疾走を誓った。彩風も「どんなときも側にいてくれて有り難う」と退団する相手役をねぎらった。

 東京宝塚劇場11月26日~12月25日。

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