ジャニーズ事務所・滝沢秀明副社長が退社 職人肌で「孤高の人」【担当記者の目】

 ジャニーズ事務所副社長の滝沢秀明氏(40)が、10月31日付で同事務所を退社したことが明らかになった。滝沢氏は2018年限りでタレント業を引退後、翌年にジャニーズJr.の育成を担う関連会社「ジャニーズアイランド」社長、事務所副社長に就任。Snow ManやSixTONESのデビューなど手腕を発揮してきたが、道半ばで事務所を去ることになった。「-アイランド」の後任社長には井ノ原快彦(46)が就任する。

  ◇  ◇

 2019年1月に裏方に転身した滝沢氏。人気を誇ったタレント業にピリオドを打ってまで飛び込んだだけあり、ジャニーさんの後継者としての自覚も十分だった。「仕事の時間は終わっても、子どもたちへの愛情は24時間」とJr.の育成について熱く語ったり、亡き恩師の魂を継承しようと「自分の思いも乗せていきたいですが、ジャニーさんの思いを叶えるのが一番」と信念を貫こうとする姿が印象的だった。

 しかし、いつしか未来予想図が描けなくなったのだろう。華やかなトップアイドルのイメージとは裏腹に、どちらかというと職人肌で「孤高の人」という印象だった滝沢氏。責任感の強さゆえ、自身で全てを抱え込む苦悩もあったのではないか。固い信頼関係で結ばれていたジャニーさんが、社長就任後わずか半年で死去したことの影響は、時間がたつほどに感じることが多かったのかもしれない。

 後任の井ノ原はというと、「できないことはできない」「“社長素人”として堂々と皆さんの力を借りる」と語り、いい意味で気負いがなく、肩の力が抜けている。突然訪れたトップ交代。ジャニーズに新たな風を運ぶことになるか。

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