加藤茶「頭が真っ白に」高木ブー「雷様が僕一人に」盟友・仲本工事さんへ無念の思い

 番組の収録で笑顔を見せる(左から)高木ブー、仲本工事さん、加藤茶=2017年
 ザ・ドリフターズの(左から)志村けんさん、仲本工事さん、いかりや長介さん、加藤茶、高木ブー=2001年12月
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 ザ・ドリフターズの仲本工事さん(享年81)が19日に死去したことを受けて、ドリフメンバーの加藤茶(79)、高木ブー(89)が24日、所属事務所の公式サイトでコメントを発表した。交通事故による急性硬膜下血腫で逝ってしまった盟友。突然の別れに憔悴(しょうすい)し、沈黙していた2人だったが、23日に葬儀を終えて、仲本さんへの無念の思い、心境を吐露した。

 盟友の突然の死から5日。衝撃のあまり、口を閉ざし続けていた2人が悲痛な思いを明かした。

 所属事務所サイトで加藤は「仲本が事故に遭ったと聞いたとき、頭が真っ白になりました。本来であれば、今頃は一緒に仕事をしていたのに…突然で早すぎる別れに、ただただ驚いています」と、現実を受け入れられない状態であると説明。「音楽もコントも、まだまだ一緒にやりたいことが沢山あっただけに残念です」とやるせなさをにじませた。

 高木も「無念です」と切り出し、事故に遭う5日前に一緒に仕事をしたといい「控室で沢山話をしました。仲本に初孫が生まれ、孫がとても可愛くて、お互いに孫自慢をしたばかりでした。いつかは孫と一緒に暮らしたいと話していました。その時の仲本の笑顔が今も焼き付いてます」と思い出をたどった。

 仲本さんとは学生時代から60年以上の付き合いがあり、高木が仲本さんをドリフに誘った。「家族よりも長い時間です。本当に悲しくて、悔しい」と沈痛な思いを吐露した。

 リーダーのいかりや長介さん、仲本さん、高木で繰り広げてきた名物コント「雷様」を挙げ、「雷様が僕一人になってしまいました。まだ一緒にコントも音楽もやりたかった」と悔やみつつ「あちらには長さん、荒井(注)さん、志村(けんさん)そして仲本が今1番逢いたいと言ってたお母さんもいます。どうぞ安らかに」と大切な人たちとの、天国での再会を願った。

 仲本さんは18日朝、横浜市内で乗用車にはねられ、頭部を強打。病院に搬送され開頭手術を受けたが、19日夜に死去した。22日に通夜、23日に葬儀・告別式が営まれ、加藤と高木も参列したが、関係者は「2人は悲しみでコメントできる状況ではない」としていた。

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