水谷&寺脇「相棒」復活初披露「おかえりなさい」 右京「最後は亀山君で、と決めていた」

 俳優・水谷豊(70)が9日、「相棒season21」(12日スタート。水曜、後9・00)で再びタッグを組む寺脇康文(60)とともに9日、大阪・フェニーチェ堺で行われた「相棒」コンサートに特別出演。右京&薫の初代相棒コンビ復活の姿がファンの前で初披露された。

 スクリーンの名場面が切り替わると、ステージ上には、ティーカップを手にした杉下右京(水谷)が。紅茶を飲み干し、「実はきょう、ここである人と待ち合わせしております。彼、ちょっとおっちょこちょいな所がありまして…」と話し始めると、会場からは大きな拍手。「右京さん、右京さん!」と亀山薫(寺脇)が呼びかけ、右京が語りかける。「君、あれから元気でしたか」--。

 テレビ放送より一足早くナマ実現した14年ぶりの“再会”場面。6月のコンビ復活発表後初の2ショットに観客も興奮し、アドリブで笑わせまくる寺脇に水谷は「君、変わらないね」と笑いを堪えきれず。「1つホッとしたことがある。君、MA1のジャケット、似合ってます」とトレードマークのジャンパー姿の相棒を優しく見つめた。

 60歳で“5代目相棒”として復帰した寺脇は「髪もツンツン立ってますしね!もう、(髪)切った時に(加齢で)ペターってなってたらどうしようと思いましたよ」とテンション高くジョーク。そこで「亀山君、おかえりなさい」と熱い握手が交わされた。

 相棒復帰に「うれしいですね、本当に」という寺脇は、シャドーボクシングをしたり、全身であふれる喜びを表現。水谷は「うれしいですね、感無量ですね」と話した後、「ほんっとに変わらないね、ぜんっぜん変わらない」とこみ上げる笑いをこらえるように左手で顔を押さえ、「こんなに変わってないとは思いませんでした」と両手を叩き、腹を抱えるようにして笑った。

 相棒復帰は、水谷から直接、寺脇に電話して伝えたという。寺脇は「言うと泣きそうになるんですけど、(水谷さんが)『これが僕らの運命なんだよ』って言ってくれて」と秘話を告白。水谷は「本当のこと言うと、最初、こんなに長く(相棒シリーズが)続くとは思わなかった。5年ぐらいで終わるだろう、と…。(相棒は変わっても)最後は亀山君で、と決めていた。でも、なかなか終わらない(笑)。14年経って、もう我慢できない、今呼ばなきゃダメだ!(と呼び戻した)」と初代コンビ復活の舞台裏を明かして沸かせた。

 相棒は2000年に誕生し、02年からシリーズ化。寺脇は09年3月まで放送された「season7」まで初代相棒を演じた。

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