日本テレビ系「笑点」が９日、放送された。前週２日の放送では９月３０日に亡くなった三遊亭円楽さんを追悼したが、この日の放送でも「ありがとう円楽さん大喜利」と題してレギュラーメンバーが思い出などを語った。

　オープニングは楽太郎時代を含む、さまざまな円楽さんのアニメーション。冒頭では司会の春風亭昇太が「わたくしも円楽師匠の復帰を信じていたので、とても驚きました」とコメントし、この日の放送が「ありがとう円楽さん大喜利」となったことを伝えた。

　壇上には円楽さんの定位置だった向かって左から２番目の位置に紫の着物が飾られていた。林家たい平は入場する時にさりげなく着物にタッチ。「『いつかアクリル板がなくなったらグータッチしようね』って言っていた円楽師匠がいなくなってしまいました。もう夢はかないません」とさみしさを口にした。林家木久扇は「円楽は、もう歌丸と口げんか」と川柳を詠み、悼んだ。

　座布団運びのタレント・山田隆夫は「４５年もお客さんを楽しませるのは、本当にすごいことなんですよ。円楽師匠に座布団１０枚！」と涙声であいさつ。３日の日本テレビ・読売テレビ系「情報ライブ　ミヤネ屋」生出演時にも号泣したが、悲しみは尽きなかった。