絵本「ぐりとぐら」画家の山脇百合子さん死去 シェーグレン症候群による衰弱、80歳

 絵本「ぐりとぐら」シリーズや「そらいろのたね」などの絵で知られる画家の山脇百合子(やまわき・ゆりこ)さんが9月29日午後8時32分、シェーグレン症候群による衰弱のため東京都の自宅で死去した。80歳。東京都出身。葬儀は家族葬で行った。喪主は夫享(すすむ)氏。

 上智大在学中から絵本の挿絵を手がけ、児童文学作家で実姉の中川李枝子さんとのコンビで数多くの作品を発表。1963年に旧姓の大村百合子名で発表した「ぐりとぐら」シリーズの関連書籍は累計2150万部のロングセラーとなった。他の代表作に「いやいやえん」など。2013年には中川さんと共に菊池寛賞を受賞した。

 中川さんは「とてもかわいい子でした。長いこと(病気を)患っていたので、いつかはこういうことになると思っていた。私の方が先に逝くと思っていたけれど、先に逝かれてしまったという感じです。ぽかんとしています」と話している。

 シェーグレン症候群は自己免疫疾患で、国指定難病の一つ。

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