【山田美保子のミホコは見ていた!】進化する渡辺美奈代に女性ファン激増

 19日、都内で昼夜2公演が行われた渡辺美奈代のバースデーライブに行ってきた。

 昨今、何かと話題の「おニャン子クラブ」の会員番号29番。「80年代にタイムスリップ」を合言葉に、おニャン子のヒット曲メドレーや1986年のソロデビュー曲からオリコンで5作連続初登場1位を記録するほどヒット曲を多数もつ彼女が当時のままのアレンジと振り付け、さらにはピンクのミニスカにニーハイブーツ、赤白ギンガムチェックのエプロンミニドレスといったバリバリのアイドル衣装で歌いまくる。

 「みんな、ジャンプが低くなってない?」「2部まで体力、残してる感じ?」「足腰、大丈夫ですか?」といった〝客いじり〟も慣れたものだし、ファンからのリクエストを次々とアカペラで披露していく大サービスもあった。

 圧巻だったのはサプライズで松田聖子の「夏の扉」と「チェリーブラッサム」を歌ったこと。おニャン子のオーディションで「聖子さんと(山口)百恵さん」を目標に挙げただけあり、ポップスからバラードまでの歌唱力と表現力の高さには改めて驚かされた。

 この日、見に来ていた「セーラーズ」の三浦静加社長は「色んな子を見てきたけれど、本当に素晴らしい」とパフォーマンスを絶賛。モデルでタレントの林マヤは立ち上がって〝ランチ友達〟をカメラに収めていた。

 この日のステージは、夫の矢島昌樹氏が演出し、長男でミュージシャン、タレント、アイドルの矢島愛弥、次男で格闘技デビューを果たしたタレント、矢島名月もバックダンサーとして登壇。「チームMinayo」の仲の良さと微笑ましさは「1周回って知らない話」(日本テレビ系)で度々紹介されるほど。息子たちのみならず、両親もSNSに精通しており、この日はTikTok撮影も実施された。

 さらに、「ママ部門2位」のAmebaブログでは、プロ並みの料理や弁当、プチプラもハイブランドも着こなすファッショニスタとしてや愛犬家としての一面が女性たちに大人気。バースデーライブでも半数以上が女性ファンで、台風の中、地元・愛知県から駆け付けた女性グループもいた。おニャン子の仕掛け人、秋元康氏に「一点の汚れもない正統派のアイドル」と言わせた渡辺美奈代は、50代を迎えて確実に進化している。年に一度のライブだけではもったいない。彼女の歌やトーク、パフォーマンスをもっともっと見てみたい。

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