歌手・三條町子さん老衰で死去、97歳 「かりそめの恋」がヒット

 ヒット曲「かりそめの恋」で知られる歌手の三條町子(さんじょう・まちこ、本名藤田信子)さんが30日午後5時5分、老衰のため神奈川県大和市の自宅で死去したことが31日、分かった。97歳。青森県出身。告別式は9月3日正午から神奈川県相模原市南区相模大野6ノ9ノ24、セレス千代田相模大野で家族葬として行う。喪主は長女藤田敦子(ふじた・あつこ)さん。

 関係者によると、三條さんは昨年11月頃に体調を崩して入院し、1カ月ほどで退院。今年に入ってからは「それなりに元気に過ごされてました」というが、30日夕方に家族に看取られ、眠るように息を引き取った。

 大正生まれの三條さんは戦後、作曲家・大村能章さんに弟子入りし、1948年に「泪のブルース」でデビュー。翌年に「かりそめ-」がヒットした。NHK紅白歌合戦には第2回(52年)と第4回(53年)の2度出場し、「東京悲歌」を歌唱。2015年に日本歌手協会主催の歌謡祭に出演したのが、ラストステージとなった。同協会所属の最高齢歌手だった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス