宝塚版「HiGH&LOW」開幕!宙組トップ真風涼帆 コブラを熱演

コブラ役の真風涼帆(右)とROCKY役の芹香斗亜(撮影・石井剣太郎)
コブラ役の真風涼帆(左)とカナ役の潤花(撮影・石井剣太郎)
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 宝塚歌劇団宙組公演「HiGH&LOW THE PREQUEL/Capricciosa!!-心のままに-」が27日、兵庫・宝塚大劇場で幕を開けた。

 「HiGH-」はLDHによる総合エンターテインメントプロジェクトが原作。SWORD地区で争う5つのチームを描く連ドラとして2015年にスタートした。宝塚ではその前日譚が描かれ、ドラマ版でEXILE・岩田剛典が演じたコブラ役を、トップスターの真風涼帆が熱演。通常の宝塚では演じられないようなバイオレンスの連続だが、男臭いドラマにトップ娘役・潤花が演じるカナとのラブロマンスを絡め、宝塚版として消化させた。またLDHの曲が全編を彩った。

 真風は恵まれた身体で、腕っ節のある山王連合会の“頭”にふさわしいビジュアル。戦いとカナとの恋愛に揺れるコブラを丁寧に演じ、宝塚らしい人物像に仕上げた。

 White RascalsのROCKYを演じた芹香斗亜は、他の4グループとは異質の雰囲気。真っ白のスーツにゼブラ柄、赤の手袋とサングラスと衣装を身につけた強烈なキャラクターだが、その外面以上に一筋縄ではいかない内面を掘り下げた。

 また5つのグループが出てくることから、桜木みなとはもちろん、瑠風輝、鷹翔千空らのリーダーの元、下級生まで役があり、見せ場も多かった。

 26日に行われた舞台稽古では、総合プロデュースするEXILE HIROも客席から見守り、「宙組の世界観がHiGH&LOWとしっかりミックスされている」と太鼓判。真風も「LDHさんの思いと共に、宙組一丸となって舞台に臨みたい」と語っていた。

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