落語家・三遊亭金翁さん死去、93歳 小金馬時代に「お笑い三人組」今年1月まで高座

 落語家・三遊亭金翁(さんゆうてい・きんおう、本名松本龍典=まつもと・りゅうすけ)さんが27日午前1時33分、都内の自宅で死去した。93歳。東京都出身。落語協会がマスコミ各社にファクスで文書を送り公表した。葬儀・告別式などは「未定」としている。最後の寄席の出演は今年1月19日、新宿末広亭だった。

 金翁さんは1929年3月19日、東京都で生まれた。1941年に三代目金馬に入門。前座名は金時だった。45年には小金馬に改名、58年真打ち昇進。67年に四代目三遊亭金馬を襲名した。落語協会常任理事、日本演芸家連合理事も務め、2004年には日本演芸家連合会長に就任した。20年9月21日に三遊亭金翁を襲名した。

 小金馬時代の1955年には、ラジオ番組として始まった喜劇バラエティー「お笑い三人組」に一龍斎貞鳳、江戸家猫八とともに出演し人気者に。同番組は56年11月にラジオ・テレビ同時放送となった。金ちゃん(三遊亭小金馬)、良夫さん(一龍斎貞鳳)、六さん(江戸家猫八)の3人組が暮らすあまから横丁で起こる騒動を描き人気を博した。

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