ＮＭＢ４８が１０月９日に迎える、グループの結成１２周年を前に、ビッグな９期生を募集している。キャプテンの小嶋花梨（２３）と、８期生で唯一の正規メンバーをつかんだホープ・坂田心咲（みさき＝１６）がデイリースポーツの取材に応じ、自身のオーディション時代の思い出、求める新メンバー像や９月に行われる１２周年ライブへの抱負などを語った。

　超大型新人、待ってんで！ＮＭＢ４８は昨年１期生が全員卒業、主力メンバーも続々と卒業し、新時代を迎えている。小嶋は「すごい子たちに入って来てほしい。大阪のガツガツさに負けない子、肝が据わっている子は、今まで見てきてすごい強いと思う。ＮＭＢらしく活動できると思うので、入ってきてくれたら頼もしい」と語る。

　自身は学生時代からＮＭＢのファンで、友人に誘われてオーディションを受け５期生でデビューした。グループへの真摯（しんし）な姿を理由に、前キャプテン・山本彩（２９）から後継に指名され、１８年からグループをけん引している。

　「受かってからは全部が夢の中の話なんですよ。一瞬で人生が変わっちゃう。本当にアイドルという仕事はすごい特殊で、ここでしか味わえない、いろんな感情があり、いろんなステージに立たせてもらえる。この歳でもまだ青春ができる。すごくいいお仕事です」と目を細める。

　ＮＭＢは他の４８グループと比べても、個性の強い面々がそろう。バラエティーで引っ張りだこの渋谷凪咲（２５）、モデルの上西怜（２１）や新澤菜央（２４）、１１月に小説を初出版する安部若菜（２１）など。関西らしく「笑いにも貪欲。スベったらパフォーマンスを間違えるより傷つきます」。小嶋はグループを「自然体で本当に楽しくて、元気で面白くて、ひまわり畑みたい。キラキラしてるけど、泥臭さもある。みんなが感情をむき出しにして、取り組める姿勢もよさかな」と分析する。

　１２周年ライブは「今年は打倒の１年だった。それがどう表現されるか注目して」と語り、１３年目は「ファンの方にワクワクする未来感、その先が見たくなるようなグループ作りができたらいいなと思う。周りを巻き込んでいろいろ試行錯誤して考えていけたら」とさらなる成長を誓った。

　◆小嶋花梨（こじま・かりん）１９９９年７月１６日生まれ、埼玉県出身。チームＮ所属で、ニックネームはこじりん。１６年に５期生としてデビュー。１７年に正規昇格、１８年にシングル表題曲初選抜。同年１１月、山本彩に指名されキャプテン就任。朝日放送「おはよう朝日です」、毎日放送「せやねん！」などに出演中。