６日午後２時半頃、札幌市の北海道立総合体育センター（北海きたえーる）で行われたＫｉｎｇ＆Ｐｒｉｎｃｅのコンサート中に、天井から下げられていた機材から火が出るぼやがあった。火の粉が落ちる位置にいた一部の観客が避難し、体調不良を訴えた１人が救急車で搬送された。コンサートは打ち切られ、夜の公演は中止となった。キンプリはインスタライブを行い、ファンに陳謝した。

　札幌市の女性会社員（２７）は「メンバーが歌っている最中に火が出た。数分後に消し止められた」と話し、消火後に「花火のようなにおいがした」「目に刺激を感じた」と話す観客もいた。メンバーが「大丈夫だよ」などと観客に声をかけ続け、大きな混乱はなかったという。観客は約８千人だった。

　市消防局によると、発生から約１時間後に施設側に問い合わせて騒ぎを確認し、消防車など６台が出動。搬送された人は意識はしっかりしているという。

　キンプリが所属するジャニーズ事務所は企業サイトで陳謝。現場検証の結果、スモークマシンのケーブルの接触不良による電気ショートが原因と判明したことを報告した。

　同所では６、７日に午後１時からと同６時からの計４公演を予定。７日は「関係各所と協議した結果、現場の安全が確認されたことから」当該の機材は使用せず開催する。