藤山直美 父の代表作に主演に笑み「40歳ぐらいサバを読んでいる」

 女優の藤山直美(63)が30日、東京・新橋演舞場で、父で喜劇俳優・藤山寛美さんの「三十三回忌追善 喜劇特別公演」(7月1~25日)の通し稽古を行った。

 同所では2年前に寛美さんの没30年の追善公演を行う予定だったが、新型コロナの影響で延期に。2年の時を経ての追善公演を翌日に控え「お客様に喜んで帰っていただきたい。それが供養になると思っています」とし「私にとっても宿題をいただいた2年間。ちゃんと務めさせていただきたいと思います」と力を込めた。

 直美は父の代表作のひとつ「大阪ぎらい物語」に主演する。大阪・船場の木綿問屋「河内屋」の娘の千代子役で「40歳ぐらいサバを読んでいる。法律には触れていないが、詐欺みたいなものだと思います」とちゃめっ気たっぷりに笑い「メンタルの部分で感動していただければいいなと思っています」と開演を心待ちにした。

 父の没年齢を超えての公演。天井からつるされた父のパネルを見やりながら「私よりも年下なんですね。この人は藤山寛美という喜劇役者という感想しかない。私が感想を言えるような存在の人ではないと思っています」と変わらぬ尊敬の思いを口にしていた。

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