宝塚花組新人公演 初主演の侑輝大弥 明るい照明が「リストが求めた光に感じた」

宝塚花組新人公演「巡礼の年」に主演した侑輝大弥(右)とヒロインの星空美咲
宝塚花組新人公演「巡礼の年」に主演した侑輝大弥(右)とヒロインの星空美咲
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 宝塚歌劇団花組「巡礼の年~リスト・フェレンツ、魂の彷徨~」の新人公演が21日、兵庫・宝塚大劇場で行われ、102期の侑輝大弥(ゆき・だいや)が初主演した。

 正統派男役の侑輝。これが初めての主演だが、「侑輝大弥として、センターに立っている実感がなくて」と苦笑い。「ライトが明るくて、見えているのに何も見えなくて。リストが求めている光のように感じました」とリストとして生き抜いたことを明かした。

 本役の花組トップスター柚香光からは、侑輝自身がどのように感じているかを聞いた上で助言をもらった。「でも柚香さんがさらりとされていることを、私がやると何億倍も力が入りすぎて」と侑輝。「だから柚香さんからは『もっと自然に。呼吸を大切に』とアドバイスいただいた。私は役として呼吸ができていなかったんです」と振り返った。だがそのアドバイスの結果、「今日は男役として課題ばかりですが、(ヒロインの)星空とも、他のお役の子とも、一番(リストとして)生きることができました」と笑顔もこぼれた。

 またマリー・ダグー伯爵夫人役の星空美咲は、既にバウホールや東上公演でヒロイン経験が豊富だが、新公はこれが初ヒロイン。「これまでは上級生に助けていただき、公演も何日もあり、進化できていましたが、新人公演はこの日1日だけ。緊張がすごくありましたが、だからこそ得られるものもありました」と安堵の表情を浮かべていた。

 ショパン役には106期の鏡星珠が抜擢さ、大役にも体当たりで演じ上げていた。またジョルジュ・サンド役の太凰旬も、丁寧に役を紡いでいた。

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