ロシア軍 学校空爆 60人が下敷きか ルガンスク州知事明かす

 ウクライナ東部ルガンスク州のガイダイ知事は8日、約90人が避難していたビロホリフカの学校を7日、ロシア軍が空爆し、2人が死亡、約60人ががれきの下敷きになったと明らかにした。下敷きの全員が死亡した恐れがあると説明している。空爆後、しばらく火災が起きたという。30人が救出された。

 ベレシチューク副首相は7日、南東部の要衝マリウポリでウクライナ側の最後の抵抗拠点となっているアゾフスターリ製鉄所から、全ての女性や子供、高齢者が退避したと明らかにした。ゼレンスキー大統領によると、300人以上が退避し「第1段階」と位置付ける民間人避難が完了した。

 製鉄所ではウクライナ内務省系の軍事組織アゾフ連隊が抵抗を続けている。ゼレンスキー氏は次の段階として負傷者や医療従事者の退避の準備を進めていると説明。さらに兵士の退避も目指すとし、その作業は「非常に困難だが、重要だ」と強調した。外交を通じた解決策を模索しているという。

 一方、露国防省は7日夜、同日にドネツク州や東部ハリコフ州で、欧米が供与した大量の兵器を弾道ミサイル「イスカンデル」で破壊したと発表。ドネツク、ルガンスク両州のウクライナ側陣地など計42カ所を精密誘導ミサイルで攻撃し、南部オデッサ州などの軍用空港や航空関連施設3カ所も破壊したという。また8日には、オデッサの近くで軍用飛行場やコルベット艦を精密誘導ミサイルで破壊したと発表した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス