大阪・通天閣に「絶叫マシン」登場 高井社長「スキージャンプとほぼ同じ」
大阪のシンボルタワー・通天閣に体験型アトラクション「TOWER SLIDER(タワースライダー)」が完成し、28日、内覧会が行われた。
通天閣3階の中間展望台から、エレベーター塔の外周を1回転半らせん状に周回する。地下1階までを時速約27キロで約10秒間、一気に滑り降りる。全長60メートルで斜度は約30度。総工費約3億円で、5月9日からオープンする。
アトラクションについてはバンジージャンプ、ロッククライミングなども候補に挙がったが、安全面を考慮した結果、タワースライダーに決まった。通天閣観光株式会社の高井隆光代表取締役社長は「コロナは収束に向かっているが、厳しい状況。新世界、大阪を何とか元気づけようと考えました。起爆剤になってくれれば」と、大阪経済の立て直しのきっかけになればと説明した。
自身も体験したという高井社長は「予想以上に角度が急で驚きました。(スキージャンプの)ノーマルヒルとほぼ同じ。東京タワー、スカイツリーでは体験できない絶叫系のアトラクションです」とアピールしていた。