元女優で美容家の君島十和子さんが２０日、フジテレビ系「ポップＵＰ！」にＶＴＲ出演。夫と結婚した際の“お家騒動”について振り返った。

　君島さんは変わらぬ美しさから“奇跡の５５歳”と言われているが、９５年の結婚時には大騒動に巻き込まれていた。

　世界的デザイナーの君島一郎氏の婚外子だった誉幸氏（当時は明）と結婚した君島さんだったが、結婚直後に一郎氏が急逝したことから、異母兄との遺産騒動が勃発し、連日メディアに追いかけられる日々が続いた。

　名門ブランドの“お家騒動”として当時は報道もヒートアップしていたが、君島さんは「今振り返ると、あの年齢であの騒ぎ、あの騒動、あの借金…」「外側がすごく騒いで頂いたおかげで、内側は台風の目みたいに、仲良くなるきっかけを頂いた」と、騒動のせいでかえって家族の絆が強まったと感謝。「家族が一致団結して情報を共有していないと、なにが降ってくるかわからない状態だったので」とも振り返った。

　その後、コスメプロデュースなどで人気となり、一気に美のカリスマとして有名に。２人の娘にも恵まれ、長女は宝塚歌劇団で活躍中だ。

　なぜ、そこまで美にこだわるのか？という問いには、夫に対し「１歳違いだが、全力で私を守ってくれた。なのでそこまで大変だと思ったことはなかった。若かったのにあの騒動、借金…。大変だしかわいそうだったと思う」と振り返り「せめて大変な思いをして帰って来た主人を、きれいにして笑顔で迎えたい」という思いから、美容にこだわっていったという。

　結婚後は「結婚した時がマイナスで、その後１年１年、右肩上がりが続いている。下がったことはない、幸せです」とほほ笑んでいた。