森口博子 終わらないガンダムの夢「最大の宝物」カバーアルバム第3弾・完結編リリース

 ガンダムソングについて語った森口博子(撮影・園田高夫)
 ガンダムソングについて語った森口博子(撮影・園田高夫)
2枚

 歌手・森口博子(53)が2022年春、“大人のためのガンダムソングカバーアルバム”第3弾にして完結編「GUNDAM SONG COVERS 3」をリリースした。第1弾は日本レコード大賞企画賞を獲得し、オリコン週間アルバムランキング3位、第2弾は同2位。2作で累計20万枚超という人気シリーズの完結を迎えた森口に、制作秘話や現在の心境を聞いた。なお、本作もオリコン3位と、3作全てトップ3入りした。

 完結編のゲストには押尾コータロー、寺井尚子、塩谷哲ら常連組に、佐藤竹善(シング・ライク・トーキング)、神永大輔(和楽器バンド)らが新たに加わった。

 中でも「BEYOND THE TIME」にはオリジナルアーティストのTM NETWORKが参加。友人でもある木根尚登に「皆さんに参加してほしい」と相談したところ、「じゃあ哲ちゃん(小室哲哉)とウツ(宇都宮隆)に聞いてみるよ」と前向きで、「次の日くらい」には快諾されたという。

 編曲の小室には「ピアニスト小室哲哉さんが見えるアレンジで」「アコースティックの色も強く出したい」とリクエスト。結果は「立体的で、ホントに宇宙空間にいるような、3D音楽だと思いました」という「こんな衝撃初めて」の仕上がりで、TMN3人のコーラスを「聴いた瞬間、涙がこぼれて、カバーアルバムもここまで成長してきたんだな」と感激したという。

 他にも「妹のようにかわいがっていただいた」西城秀樹さんにささげた「ターンAターン」や、ビッグバンドアレンジの「翔べ!ガンダム」など聴きどころ満載。本編最後に「ビギニング」を配したのは「まだまだガンダムの夢、表現は終わらない。一区切りで終わりだけれども、まだ始まりだよっていうメッセージ」を込めた。

 ボーナストラックは鮎川麻弥とのZガンダム主題歌メドレー(鮎川「Z・刻をこえて」~森口「水の星へ愛をこめて」)。「『1』は私のデビュー曲(水の星-)から始まり、最終章の『3』も『水の星-』で幕を閉じる、美しい流れになった」と総括した。

 三部作は完結したが、今後もガンダムソングは「色んな形でアップデートしながらお届けしていきたい」と意欲的。「世代も国境もこえてつながることができる最大の宝物を17歳からいただけたのは歌手として誇らしいし、背筋が伸びます。永遠の夢を、ガンダムからいただきました」と感謝していた。

 ◇森口博子(もりぐち・ひろこ)1968年6月13日生まれ、福岡県出身。85年、ニール・セダカ作曲のアニメ「機動戦士Zガンダム」主題歌「水の星へ愛をこめて」でデビュー。91年から6年連続NHK紅白歌合戦出場。司会を務めたフジテレビ「夢がMORIMORI」(92年開始)などでバラドルブームをけん引した。主な出演番組に日本テレビ系「はじめてのおつかい」、フジテレビ系ドラマ「最後から二番目の恋」シリーズなど。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス