宝塚音楽学校合格発表 17・3倍で今世紀最少倍率更新

 タカラジェンヌを育成する兵庫県宝塚市の宝塚音楽学校(中西達也校長)で30日、第110期生の合格発表が同校のホームページで行われ、692人が受験し、17・3倍の難関を突破した40人が夢への切符を手にした。697人が受験し、17・4倍と今世紀最少倍率だった昨年をさらに下回った。

 例年、同校の合格発表は、校舎裏の掲示板で行い、少女達の悲喜こもごもの姿が、春の風物詩となっていた。だが一昨年から3年連続で、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、ネット発表のみに。

 今年も海外からの受験者はなし。最高身長177・3センチ、最低身長154・5センチで平均は165・6センチ。70期の和光一(わこう・はじめ)の娘・納冨文香さん、76期の天希(あまき)かおりの娘・山本ゆりさんも合格。40人は4月16日に入学式を行い、2年後の初舞台を目指し、レッスンに励む。

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