橋下徹氏「話が通じない相手で話すことが政治」石井アナ「できるならとっくの昔に」

 前大阪市長の橋下徹氏が29日、TBS「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」に出演。ロシアのウクライナ侵攻について持論を語り、司会の石井亮次アナウンサーらと議論した。

 これまでもNATOが積極的に乗り出して、ロシアに政治的な協議に入るべきという立場をとる橋下氏は、この日も「戦闘だけじゃないやり方で、政治の方で解決というのを…。話が通じない相手だから話をしないといったら政治にならないから」と主張した。

 鈴木紗理奈が「そのかわり、ガッチャンコしたら第三次世界大戦のリスクもあるということ?」と問うと、橋下氏は「軍事的な介入はできない。政治的な介入しかできない」として「嫌な相手でも、話が通じない相手でも、話をすることが政治だから」と繰り返した。

 司会の石井亮次アナが「それができるならとっくの昔にやっているような気がするんです、私、素人ですけどね」と疑問を投げかけると、橋下氏は「1月、2月の段階で、ウクライナのNATO加盟をしないよってバイデンさんが言ってたらどうなっていたか。たらればの話ですけどね。突っぱねちゃったから」とコメントした。

 さらに、ロシアが停戦合意の条件に「脅威となる武装の解除」を求めていることについても「ウクライナにアメリカが軍事支援をして、ウクライナが強化していったのは事実。そういうことにプーチン側が脅威に感じているのであれば、国内に自衛軍を置いておいても、欧州全体の安全保障の枠組みとしてプーチン大統領が懸念している脅威とは何なんだと、NATOと話をしてね、ウクライナの軍は残しておいても、欧州全体の安全保障の枠組みを話し合えばいい」と語った。

 橋下氏はまた、1、2月にNATOとロシアが安全保障の問題で「激しいつばぜり合いをやっていた。その焦点はウクライナの中立化だった」と指摘。「ウクライナをNATOに加盟させるなとプーチン大統領は言っていたが、バイデン大統領はNATOが決めること、ロシアに約束する必要はないと突っぱねた。そこから戦争になった」と話した。

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