Ms.OOJA 初武道館に感涙 デビュー10周年「もっと自由に」
歌手のMs.OOJA(39)が27日、東京・日本武道館でデビュー10周年記念ライブを行った。初の武道館で、「会場を押さえたらできるとしても、勇気がなくて。10年のタイミングで覚悟が定まりました」と聖地でのメモリアルステージに誇らしげ。デビュー前から親交があるAK-69やコブクロ・小渕健太郎らも駆けつけた。
幕が開いた瞬間、感極まった。「はじまりの時」をアカペラで歌い始めると声が震え、涙があふれた。ファン7500人の拍手に「ありがとう」とつぶやくと“平常心”を取り戻し「この日を無事に迎えられ、すごくうれしい。みんなと過ごした10年分の思いを届けます」と伝えた。
デビュー前からの憧れ、武道館が決まったのは2020年10月28日の誕生日だった。昼夜公演の合間にマネジャーから知らされ「やるかどうか10分で決めて!!」と迫られたのも今では笑い話。この間、8カ月連続配信リリースもこなし「大きい目標を決めたからこそ、武道館に自分を合わせにいきました」と気持ちを高めてきた。
満開となった千鳥ヶ淵の桜にも負けない魅力で、ヒット曲「Be…」や「空と君のあいだに」のカバーなど29曲を熱唱。「武道館を終えたら羽ばたきそうです、私。もっと自由に音楽を楽しんで、表現できそう」と次のステップを見すえた。