宝塚音楽学校『108期文化祭』ゲネプロ 「同期生一同、精進して参ります」

 タカラジェンヌを育成する宝塚音楽学校(中西達也校長)の卒業公演となる「108期生 文化祭」(11~13日)のリハーサルが10日、兵庫・宝塚バウホールで行われ、38人が出演した。

 当初は2月25日~27日に開催予定だったが、一部の学校関係者から新型コロナウイルス陽性が確認されたため、当初予定から2週間延期しての実施となった。

 第1部が日本舞踊と歌、第2部が演劇(A・Bパターン)、第3部がダンスという構成。オペラや宝塚の名曲を披露した。例年なら予科生のコーラスも披露されるが、文科省の感染症対策の通知もあり、今年は本科生のみの出演となった。

 そんななかクラシックヴォーカルでは、岩崎杏珠さんと糀屋美咲さんが朗々とした歌を披露。芝居ではこの日Aパターンが行われ、主人公の皇太子クリストフは川上凜オディセさん。音楽学校の2年間を彷彿とさせるセリフの数々で、盛り上げた。また岩永佳那子さんが代表して「同期生一同、精進して参ります」とあいさつした。

 2020年に初のネット合格発表となった108期生。入学式も2カ月遅れで行われた。それでも夏休みを短縮して授業時間を捻出。宝塚の舞台に必要な歌、ダンス、芝居など舞台に必要な芸事を研鑽した。

 108期生は、文化祭の翌日の14日に卒業式を行い、4月の宝塚大劇場星組公演「めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人-/Gran Cantante!!」(4月23日~5月30日)で初舞台を踏む。

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