シンガー・ソングライターの大黒摩季（５２）が５月２７日から突入するデビュー３０周年イヤーの詳細が２８日、分かった。６月から全国４７都道府県をツアーで回り、７月に周年記念アルバムを発売する。

　３０年に及ぶアーティスト活動の集大成として「ご恩返しの一年」で全国を駆け巡る。６月１日開催の故郷・札幌のカナモトホール公演を皮切りに、いくつかのシーズンに分け、来年５月のファイナル公演まで４７都道府県ツアーを開催。１年間で約６０本のステージに立ちファンへの感謝を直接伝える。

　７月に３０周年記念アルバムを発売。収録曲は明らかになっていないが、ヒット曲から選出した楽曲を新たにリミックス、リアレンジした音源が含まれる。書き下ろしの新曲も用意され、大黒らしいカラフルかつパワフルな作品が並ぶという。

　１９９２年５月のデビューから、実力派として音楽シーンを彩ってきた大黒は「先日、歌番組で郷ひろみさんのデビュー５０周年のお祝いをして来たのですが、それを思えば３０周年なんてまだまだ～」と遠慮しつつ「凸凹な私が、よくぞ３０年も歌えて来れたものだと他人事のように達観しています」としみじみ。

　子宮腺筋症・卵巣嚢腫などの持病とも戦った３０年。大黒は「３０年連れ添った傷だらけの体が語りかけてきてもいるので、今年こそ私の“４回転アクセル”に挑み、自分のポテンシャルを使いきりたい」「私の生きた証を残せるツアーにしたい」と周年へ意気込んだ。