大村崑 西郷輝彦さんから「くしゃみを売って」と言われた、弟分の死を嘆く

 西郷さんと大ヒットドラマ「どてらい男」(73~77年)で共演した喜劇俳優の大村崑(90)が21日、デイリースポーツの取材に応じ、「弟分のように思っていた。本当に胸が痛い」と悲嘆に暮れた。

 大村は同作だけでなく、舞台でも西郷さんと共演。「歌手の方の舞台だと一部は芝居、二部はショーでおいしいところを全部持って行くものだけど、彼はそうじゃなかった。きちんと役者として参加し、腰も低かった」と人柄をしのんだ。食事の際にも常に「先輩」と呼んで年長者を立てることを忘れなかった。

 最も思い出すのは「くしゃみ」に関することだという。共演舞台で大村が「へえっくしょん!」とくしゃみをし、大きな笑いを取って暗転する「大切なくしゃみ」だった。

 西郷さんは大村に「くしゃみを教えてください」と何度も請うたという。大村は「くしゃみなんて教えようがない」と当惑した。それでも西郷さんは「売ってください」と食い下がり、大村は「売ったら僕ができなくなる」と断らざるを得なかった。

 西郷さんが治療のために渡豪するまでは電話で時々やり取りをしており、西郷さんが「お元気ですか?」と尋ね、大村は「元気だよ。くしゃみはできるようになったか?」と冗談をまじえて聞くと、西郷さんは「まだできません」と、笑いながら答えたという。

 大村は「前立腺がんで亡くなる人は少ないと聞く。どうして死んでしまったのか」と残念がり、「僕は90歳で彼は70代。弟分のようなもの。こんなに早く逝くなんて胸が痛い。本当に痛い。くしゃみを教えておけば良かった」と悔やんだ。

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