将棋芸人ザブングル加藤 藤井五冠をお笑い界で例えると「ダウンタウン+さんま+たけし」

 史上最年少五冠にザブングル加藤も驚きの“カッチカチやぞ!”(撮影・出月俊成)
 史上最年少五冠にザブングル加藤も驚きの“カッチカチやぞ!”(撮影・出月俊成)
 史上最年少五冠にザブングル加藤も驚きの“カッチカチやぞ!”(撮影・出月俊成)
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 将棋の藤井聡太竜王(19=王位・叡王・棋聖との四冠)が渡辺明王将(37=名人・棋王との三冠)に挑む、第71期王将戦七番勝負第4局2日目が12日、東京都立川市「SORANO HOTEL」で指され、藤井竜王が114手で勝利し、4連勝のストレートで王将位を獲得。史上最年少の19歳6カ月で、史上4人目の五冠を達成した。

 アマチュア初段の実力を持つ将棋愛好家で、番組でプロとの対局経験もあるザブングル加藤(47)はデイリースポーツの取材に応じ、藤井王将の史上最年少五冠達成をお笑いの世界に例えた。

 「M-1、R-1、キングオブコント全部で優勝して、民放全局のMCをして、YouTubeでもHikakinくらいチャンネル登録者がいるくらいスゴいこと。芸人さんで例えるんだったらダウンタウンさん、さんまさん、たけしさんを足して一人になったような感じですかね」

 藤井五冠の強さの理由を「生粋の将棋オタク」と分析する。「年齢的にも恋愛をしたり、遊びに行ったりしたいじゃないですか普通。そういったことをせずに将棋一本。これができるのが才能。年齢的にも発展途上で伸びしろがあると思うので、まだまだ強くなるんじゃないかな」

 その上で、「八冠になったらもう人間国宝ですよね。こういう天才が生まれるのって100年に一人のレベルなので、同じ時代に生きてて良かった」と声を弾ませた。

 藤井五冠の活躍による、将棋界の発展にも期待を込める。「今の子供たちは藤井くんに憧れて、奨励会に入ってくる子もいると思う。藤井くんを負かすような若手が現れるのも見てみたいし、いずれは、将棋というものがもっとグローバルになっていってほしい。外国人のプロ棋士が誕生したり、チェスくらいに世界的にやってもらえる競技になってほしいですよね」と思い描いていた。

 ◆ザブングル加藤(ざぶんぐる・かとう=本名・加藤歩)1974年10月26日生まれ。三重県出身。99年、松尾陽介とザブングル結成。持ちギャグに「悔しいです!!」、「カッチカチやぞ!!」など。コンビは21年3月31日をもって解散し、以降はピン芸人として活動。ワタナベエンターテインメント所属。名前の「歩」は「歩のない将棋は負け将棋」という格言から父が名付けた。

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