50歳で引退たむけん「現金1億ない」 松本人志から「止めようない」 陣内に告白

 タレント・たむらけんじが5日、陣内智則のYouTubeチャンネルに出演。50歳になる2023年5月4日での引退宣言について説明した。

 NSCの同期で親交の深い陣内から「マジなの?50歳って5月で49歳になるやろ?あと1年ちょっとよ」と本気度を改めて確認され、「やめようかなと思ってる」と真剣なまなざしで返答した。昨年12月に公表した際と同様、両親、子供らに触れて「ちゃんと面倒が見られる、好きなことができる状態になるんであれば、また好きなことをさしてもらおうかな」と補足。それでも、「条件が整ったらだけど、基本はこの1年半で整えるつもり」と言い切った。

 渡米予定のたむらは「いま一番やりたいことは、モーテル(経営)をしたい」と明かし、「芸人もいうたらサービス業やん。サービス業の最高峰ってホテルやと思ってんねん」と説明。「米国のモーテルってすごいきれい。それに日本式のサービスを入れながら、何か飲食も併設しながらできたらおもろいなって」と構想を披露し、「アメリカは道がいっぱいあるからな。その道路沿いにできればモーテルを」と声を弾ませた。陣内から「日本じゃなくてアメリカなん?」と聞かれ、「アメリカでいっぺん勝負してみたい」とうなずいた。

 関西で多くのレギュラー番組を持つたむらに、陣内は「(今後)帯番組をやらしてもらえる可能性も十二分にあるよ」と指摘。たむらは「その帯番組を取りに行くためには自分で努力せなあかんやん。その努力をするのがしんどくなった」と意欲の低下を明かした。「コロナちょっと前、2年ちょっと前から、すごいしんどくなって。こんなすてきな世界に、こんな無気力なオレがおって。そんなとこにおったらあかんやろと思った。神聖な世界やと思ってんねん」と打ち明けた。

 コロナ禍で将来について考える時間ができたといい、「芸人以上に一生懸命になれることってないんかなって思ったとき、ふと期限決めようって。ほな50歳でやめようって」と振り返った。テレビ収録で決断を明かした後、ほかの番組関係者らに報告したという。陣内から引き下がれない状況ではないかと心配されたが、「めちゃくちゃワクワクしてる。もう1回チャレンジできる」と否定した。

 たむらは、ダウンタウン・松本人志に最初に相談したとし「最近、松本さんが言うのは『たむけんがここまでちゃんと考えてるから止めようがないな』って話をしはる」と明かした。引退への思いと、20年の吉本興業とのエージェント契約締結とは関係ないとした。

 陣内から「よっぽどもってたんかな」と副業を含めたこれまでの多くの収入も“決断”できた要因ではと推測されると、「全部投資してる。貯金が一番悪やと思ってる。現金で1億円持ってるとか全くない」と告白。渡米後を見据えてスポンサー探しをするとし、交際中の女性との結婚は「ない」と否定した。

 また、かつて交際していた鈴木紗理奈と20年3~10月まで配信したYouTubeチャンネル「さりけんちゃ~ンネル」の休止原因は動画を巡るけんかと明かし、現在は関係修復しているとした。

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