大阪・吉村知事 重症病床40%で緊急事態宣言要請と明言 現在は8・2%

 大阪府の吉村洋文知事が31日、府庁で囲み取材に応じ、府内の新型コロナウイルス新規感染者について、「6200人前後」と明かした。

 1日の新規感染者数として、過去最多は29日の1万383人。直近では26日・9813人、27日・9711人、28日・1万13人、30日・9135人と推移している。

 6200人前後の新規感染者数について、吉村知事は「月曜日は元々、少ないですから」と説明。前週24日の月曜は同4800人で、1500人近く増えることになる。

 大阪府では、今月27日から2月20日まで「まん延防止等重点措置」が適用されているが、吉村知事は重症病床の使用率が40%に達した時点で、政府に緊急事態宣言を要請すると説明。

 判断基準について「社会、経済を強く止めてでも何を守らなければならないか。僕は重症病床があぶれるようなことは、決してあってはならないと思っている」とし、「コロナから命を守る最後の砦。可能性があればそうなる前に緊急事態宣言によって、社会に犠牲をお願いせざるを得ないと思う」と語った。

 30日の時点で、府が公表する重症病床使用率は8・2%で、同運用率は20・2%。

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