吉村知事 濃厚接触者の自粛期間短縮を提言 14日間から、オミクロン潜伏期間に合わせ

 大阪府の吉村洋文知事が11日、大阪府庁で会見。新型コロナウイルスのオミクロン株の感染拡大を受け、10日のツイッターで「濃厚接触者になった場合の14日間の原則自粛は、オミクロン潜伏期間の新知見に基づき、見直すべき」とつづったことについて問われた。

 濃厚接触者の扱いに関して吉村知事は「原則14日間、自宅待機、これは改めるべきだと思う。沖縄で起きている事象(医療従事者の感染、濃厚接触認定による休職など)は全国各地で起きてくる。同じ株、同じ日本人、同じような生活様式だから同じように広がっていく」と発言。

 「医療ひっ迫を防ぐという観点からも、ベッドはあるが、医療従事者が陽性になる。家族が陽性になって医療従事者が濃厚接触者になることによって病院で勤務できなくなる。人手が足りなくなって、医療の提供に困難が生じる。これが沖縄で起きていると聞いている。コロナ以外の病気も多い。それによって医療の提供ができなくなることは避けなければいけない」と説明した。

 そして、「扱いとして、濃厚接触者が14日間、半月待機するということになると、社会インフラが止まる。やみくもに変えろと言ってるんではなく、何で14日間になったのと考えると、従来の株は潜伏期間が非常に長い場合もあると。最大で14日ということだった。オミクロン株は特性として潜伏期間が短いとされている。多くの専門家も3日程度としている。潜伏期間が3日なのに、14日間もずっと自宅で待機すると、社会インフラが成り立たなくなる可能性が高い。オミクロン株の潜伏期間に合わせた濃厚接触者への対応が大事」と短縮すべきとの見解を示した。

 また、大阪のこの日の新規陽性者は600人超の見込みとし、3連休を受けた12日の発表から増えると予測した。

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