竹川美子3年ぶり地元キャンペーンで新曲「女のいろは坂」熱唱「夢は広島での初コンサート」

 広島県府中町出身の演歌歌手、竹川美子(42)がこのほど、6月に発売した新曲「女のいろは坂」(作詞・原文彦、作曲・叶弦大)を引っ提げて広島県と山口県でキャンペーンを行った。

 コロナ禍もあって地元広島でのキャンペーンは約3年ぶり。カラオケ喫茶やイベント会場を訪れ、新曲を熱唱。ファンと一緒にカラオケを歌ったり、歌唱のアドバイスを送るなど交流を深めた。「やっぱり地元に戻ると方言も出るし、ほっとする。改めて古里の良さを感じた」と充実した4日間を過ごした。

 2003年5月にデビューし、これまでシングル25枚(デュエット曲を含む)、アルバム9枚を発売。抜群の歌唱力と朗らかな人柄でファンのハートをつかんできた。コロナ禍ではユーチューブやインスタなどSNSを使ったリモートキャンペーンにも力を入れ、ファン層を拡大。切ない恋心を歌った「女のいろは坂」はユーチューブで再生回数17万回を突破し、大ヒットの兆しを見せている。

 今年3月には悲しい出来事もあった。だれよりも一番に応援してくれていた父・敏光さんが他界した。敏光さんはかつて故・春日八郎の後援会会長を務め、自らも「春日九郎」という名前で老人ホームの慰問を行うなどアマチュア歌手として活躍していた。竹川は幼少の頃からそんな父の姿を見て育ち、演歌歌手を志した。

 「周りの支えがあるから今の自分があるんだよ。感謝して頑張りなさい」。父がいつも竹川に語りかけていた言葉だ。父を思い出すと今でも涙がこぼれるが、いつまでも泣いている娘の姿を天国の父もきっと望んではいないだろう。「父の教えを大事にしながら、これからも自分らしく歌っていきたい」。まだ広島で単独公演を行ったことはなく、「小さな会場でもいいので地元で初コンサートを開くことが夢。応援してくださるファンの皆さまに恩返ししたい」とあふれる思いを語った。(デイリースポーツ・工藤直樹)

 ◇竹川美子(たけがわ・みこ)1979年1月6日生まれ。広島県安芸郡府中町出身。幼少の頃から父の影響で演歌を歌うようになり、カラオケ大会に多く出場。12歳の時に「NHKのど自慢」江田島町大会でチャンピオン獲得。中学時代はブラスバンド部に所属。安芸高卒業後、作曲家・叶弦大氏の内弟子となり6年間師事。03年5月に「江釣子のおんな」でデビュー。東京を拠点に活動しており、所属レコード会社は日本クラウン。

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