前澤友作氏 打ち上げ成功 夢かなった!約100億円の宇宙旅行へ 両親かけつけた

 打ち上げ前に宇宙服を着用し、歩く前澤友作氏(左)ら=カザフスタン・バイコヌール(共同)
 カザフスタン・バイコヌール宇宙基地から打ち上げられる、前澤氏らの宇宙船を載せたソユーズロケット(共同)
 打ち上げ前に関係者と面会する前澤友作氏(共同)
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 日本で初の民間人として国際宇宙ステーション(ISS)滞在を目指す衣料品通販大手ZOZO(ゾゾ)創業者前澤友作氏(46)らが乗るロシアのソユーズ宇宙船が8日午後0時38分(日本時間同4時38分)、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地からソユーズロケットで打ち上げられた。宇宙船は約10分後に地球を周回する軌道に乗り、打ち上げは成功した。

 打ち上げの模様はYouTube「前澤宇宙旅行」で放送され、打ち上げから約1分後には船内で前澤氏がほほ笑む映像が流れた。前澤氏の両親も現地入りしたという。

 前澤氏は8日早朝、ホテルを出発。日本から見送りに来た関係者らに「じゃあね」と笑顔で手を振った。「前澤宇宙旅行」では打ち上げの約3時間前、笑顔で手を振りながら宇宙船に乗り込む様子も伝えられた。

 宇宙船は打ち上げから約6時間後にISSにドッキングする見通し。前澤氏はISSに約12日間滞在し、20日に帰還する。日本人の商業宇宙飛行は1990年の秋山豊寛さん(当時TBS記者)以来、約31年ぶり。

 前澤氏は米宇宙旅行会社スペースアドベンチャーズとの契約を通じ、マネジャーやロシアの宇宙飛行士と共に搭乗。宇宙飛行が夢だったという前澤氏は、ISSでは事前に募集した「宇宙でやってほしい100のこと」を実現させ、YouTubeで発信するという。ロシアの医学実験にも参加する。

 なお、費用について前澤氏は出発前、ラジオ番組で「100億円などと言われているが、まあそんな感じ」と説明した。民間人向けの宇宙旅行は「地球周回」「基地滞在」といった本格的なものと、高度100キロの宇宙に数分だけ滞在する「サブオービタル飛行(弾道飛行)」の2種類で、比較的安い飛行でも数千万円かかる。

 前澤氏は2023年に米スペースXの次世代宇宙船「スターシップ」で月周回飛行を計画している。

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