元衆院議員でタレントの杉村太蔵が６日、ＴＯＫＹＯ　ＭＸ「バラいろダンディ」に出演し、岸田文雄首相が内閣官房参与に、自民党元幹事長の石原伸晃氏を起用したことについてコメントした。

　石原氏のニュースが読み上げられた後、杉村は「参与っていうポストは、それほど、ものすごくむちゃくちゃ重要なポスト、重役でもないですよ」とバッサリ。「総理が『ちょっと聞きたいんだけど』ってう程度のことで。参与の中で報酬もらってない人もいるんじゃないかな」と“軽さ”を強調した。

　石原氏が選ばれた理由については「担当は観光政策ということですのでね。国土交通大臣もやられてましたし…」と言葉を濁した。落選した議員が参与になることには「選挙で勝った衆議院議員と参与ですから。もうぜーんぜん違う！みんなが言うほど参与って大したもんじゃない」と天と地ほども差があると力説した。

　ＭＣのフリーアナウンサー・大島由香里の「太蔵さんが『参与になってください』って言われたら」という質問には「それはまったくないですね」とあり得ないと説明。「そこまで軽量級のポストでもないです」としっかりとオチをつけて笑わせた。

　石原氏の参与就任については、ネット上で「＃石原伸晃の内閣官房参与任命に抗議します」のハッシュタグを付けた抗議が投稿されるなどしている。石原氏は１０月の衆院選で落選していたが、岸田首相の盟友とも指摘されている。１１月に辞任するまで自民党石原派を率いていた。