日大板橋病院をめぐる背任事件で起訴された医療法人前理事長から受け取ったリベートなど計１億２０００万円を税務申告せず、約５３００万円を脱税したとして逮捕された田中英寿容疑者（７４）が２日、理事長を辞任したことが明らかになった。

　ＴＢＳ「ゴゴスマ～！Ｓｍｉｌｅ！～」ではこの日、田中容疑者の生い立ちや発言などを特集。「日大のドン」と呼ばれた田中容疑者による過去の驚きの発言を取り上げた。

　それによれば、田中容疑者は、宴席で学内のコンプラ（法令遵守）の話になった際に「コンプラ？それってどんな食べ物だ？」と真面目な顔で答えたという。また、特捜本部が捜査に入ったあとに開かれた学内の会議でも「事件は検察の勇み足　日大は被害者です」と、元相撲部監督らしく相撲用語を用いて言い放ったことなども紹介された。

　人たらしな一面も伝えると、コメンテーターの前宮崎県知事の東国原英夫は「政治家でいえば麻生（太郎）さんみたいなタイプですかね。最初は怖そうなイメージだけど、半径２メートル以内に入ると取り込まれて『いい人だなあ、すごいなあ』と思わせるような」とコメント。

　「これで終わるのかな。政治の方にも飛び火するんじゃないのかな。政治家の背景がないとマンモス大学・日大のトップになるなんて。単体でいけると思います？」と司会の石井亮次アナウンサーに問いかけた。