「最愛」考察 及川光博はシロか 不気味にケース引くマンションは 悲劇心配 梓&加瀬に疑い
女優・吉高由里子主演のTBSドラマ「最愛」は、次回12月3日放送の第8話で、物語序盤から悪役的な立場で描かれてきた真田ウェルネス専務・後藤信介(及川光博)が姿を消すことが予告されている。
第7話のラストでは、後藤が特大のトランクケースを引っ張って歩く場面の後に、真田ホールディングの闇を取材していたフリーライター橘しおり(田中みな実)が転落死した。
これまで主人公・真田梨央(吉高)に敵対的な態度をとり、渡辺父(酒向芳)の事件や、真田の不正行為にも関与していそうな陰ある人物として描かれてきた。
ただ、ネット上で盛り上がる今後考察では、後藤は事件には関与していないのではないかとの見方が強まっている。
後藤がトランクケースを引っ張っていた場所は、これまでに真田のペーパーカンパニーがある場所として登場していたマンションではないかとの指摘があり、後藤は裏金や裏帳簿などを運び出しただけで、橘しおりの転落には関与していないとの見方も。
後藤は真田の古参社員で、孤独の身である自分を受け入れてくれた場所である、真田グループを最も愛していることが語られている。梨央の母・真田梓社長(薬師丸ひろ子)が後藤に「私たちの友情に乾杯」と言う場面も。
第7話で橘しおりに、ペーパーカンパニーを使った寄付金の不正利用を主導していると迫られた際に、否定せず「取材能力の未熟さは相変わらずのようで」と意味深長に語っていたことも注目される。
及川は「半沢直樹」以外は悪役と言われるほど、くせのある役柄が多いが、今作は「あれだけ怪しさ満点で犯人だったらちょいつまらない」「怪しいミッチー逆に犯人じゃない説」「怪し過ぎるからミスリード」「ミッチーが犯人と思わせての加瀬さんかな」と、真田梓社長や真田家の弁護士・加瀬賢一郎(井浦新)を疑う見方も。
第8話は後藤のメーン回となりそうで「会社の汚れ役を引き受けてたかもしれない」「最愛であった場所を自ら去った後藤に、平穏な結末は待っているのだろうか」と心配する声も出ている。
ドラマの公式SNSでは撮影が最終盤に入っていることや、撮影合間のショットなどを伝えている。